修理とはいえ、「文化財」と呼ばれる物品のみをただ処置して、本当にその文化財を永く護り伝えられるのかは疑問です。文化財とは、それ単独で存在するものではありません。周囲の人々との相互依存によってはじめて存在し得るものだと当研究所は考えます。
以上のことを踏まえ、出版活動、地域文化活性の為の催事企画などを通じて、広く一般の方々へ文化財修復という分野全体の啓蒙活動を行っています。